高さは失われた相輪を除き5.45mで、下層の軒の一辺1.17m、最上の軒ですら一辺0.75mの大きさを誇る実に堂々としたものである。厚い軒、両端の部分の力強い反りは鎌倉後期の様式をよく表している。基礎の一面に銘文を削った跡があり、嘉元4年(1306) 4月15日と造立年代をわずかに読み取ることができる。地方臭のない本格的な作りから中央で作られたものと思われ、県下の石塔の中でも第一級のものである。
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