船旗は縦167cm、横95cmの麻製の布で作られ、左端に棹さし用の鹿革の吊り手が13個配されており、黒色の太糸で縫い合わされている。上部には竹棒をさすための折返し縫いが残っている。
船旗文写は縦30cm、横45cmの、船旗の墨書銘を写したもので、返り点や送りがな等が付されている。
天正12年椙原元兼証状写は、縦16.5cm、横39cmの船旗に対応する文書で、貿易のありかたを詳しく記したものである。
高洲家に残るこれらの資料は天正期(1573〜91)毛利氏の対明貿易が赤間関(下関市)を拠点に行われたことを伝える貴重な歴史資料である。
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