この土塀のある堀内地区は旧萩城三の丸にあたり、高い土塀を巡らした重臣たちの屋敷が建ち並んでいた所である。現在、この地域は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、土塀が数多く残っている。なかでもこの土塀は延長231.7mあり、往時の姿を最もよくとどめている。
土塀の構造は下部の石垣部と上部の塗壁に分かれており、石垣部分は高さ約1m、幅1.1m、上部の塗壁部分は高さ1.45m、幅0.8m、本瓦葺きの堂々たるものである。藩政時代この一帯の塀壁はすべて白壁で天気の良い日にはまばゆいほどであったと伝えられている。
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