本殿は一間社流れ造り、檜皮葺きで桁行1.73m、梁間1.2m、主要材はケヤキ、柱は丸柱である。 釣屋は桁行5.41m、梁間5.1mの桟瓦葺きで、内部は畳敷きである。 拝殿は一重裳階付、入母屋造り本瓦葺き、前面庇は銅板葺き唐破風の桁行4m、梁間6.1m、柱は丸柱で本県独特の楼造り風である。このように社殿が地方色の濃い古い建物であることや神仏習合の形態が今でも見られる点で貴重な遣構である。
山門は桁行2.42m、梁間1.34mの棟門形式で本瓦葺き、両袖に1.35mの潜門がついている。建築年代は不明である。
石燈篭は玄武岩製で高さ4.3m、さらに77cmの4段の台座上に立ち、県下最大のものである。竿の部分の竜の高彫はすばらしく、高さ1.14m、直径 52cmである。製作年代は安政5年(1858)で萩の石工五嶋吉平恒徳、同山中武祐利豊の共同製作であり、付近の町人たちが寄進したものである。
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