文書は鎌倉時代の嘉暦4年(1329) の宛行状を初めとした百余点からなるが、そのうち元亀元年(1570) までの14点の文書は特に鎌倉時代から戦国時代にかけての同社の社領・造営・祭事に関するもので、神社関係の文書としては最も早い時代に属する。また、祭礼に関する文書は詳細で、中世における本社の阿武郡における惣社的性格を示唆するのみならず、ひいては阿武郡における大井郷の位置、すなわち中世の阿武地方の歴史を把握する上でも貴重な文書である。現在、萩博物館の寄託されている。
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