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穴観音古墳


●県指定史跡

あなかんのんこふん
穴観音古墳

指定年月日 昭和60年10月29日
所有者 宗教法人 禅林寺ほか
所在地

萩市大字高佐下


穴観音古墳
 穴観音古墳は、高佐盆地の中央部東域に張り出した山脚と独立丘陵間の南斜面(標高約 350m)に位置する。6世紀から7世紀初頭に築造されたと見られ、横穴式の石室の上に四角形の墳丘を築いた特色のある方墳である。県内に残存する同型のものは3か所で、時代的にも地域的にも他に類のない重要なものである。墳丘の規模は東〜西辺12.8m、南〜北辺13.5m、高さ7.8m、石室全長8.06m、玄室の長さ3.1m、玄室幅1.78〜2.22m、中心部高2.2mで、副葬品は出土されなかった。
被葬者は不明であるが、方墳は島根県一帯に多く見られることから、出雲地方と何らかのかかわりを持ち、この地方を統治した有力者の墓と推定されている。
 遺物は、玄室(遺骸を納める部屋)内から勾玉1点、羨道部(玄室への道)及び墳丘南西隅部から須恵器の破片がそれぞれ1点出土した。また、墳丘築成の盛土を行った当時に混入した弥生土器の破片や石鏃が出土している。江戸時代末期に編さんされた「防長風土注進案」に「塚穴」として記載される等、早くからその所在が知られており、横穴式石室内に祀られた観音石仏に火吹竹を供えて耳の病気完治を祈願する参拝者が絶えない。

地図 google map






日付:  2010/3/27
カテゴリ: 県指定
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