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タチバナは台湾以北に分布する暖地性植物で、本州日本海側では笠山を北限とし、太平洋側では伊豆半島を北限としている。長門市青海島に自生し、天然記念物として県指定を受けているが、長門市より萩市が北に位置しているため最北限といえる。笠山のタチバナは国指定天然記念物「笠山コウライタチバナ自生地」より西方500mの椿群生林の中で、コウライタチバナとともに1本自生している。根元の周囲60cmで樹齢は100年と推定される。 また、コウライタチバナは椿林中タチバナの周辺に点在する形で数本自生している。樹齢はいずれも60年と推定される。
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