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口羽家住宅


●国指定重要文化財:建造物

くち ば け じゅう たく
口羽家住宅

指定年月日 昭和49年5月21日
所有者 口羽公男
所在地 萩市大字堀内
員数 2棟

 口羽家は萩藩の寄組士(禄高1,018石余)で代々萩城三の丸に住んだ。大身の武士の居住区であった堀内地区において、現在も旧藩時代そのままの旧位置に残っている。

【主屋】
 主屋は現在南向きであるが、もとは表門と同じく東向きであったものを、弘化3年(1846)に移動したと伝えられる。切妻造り桟瓦葺きの東西両面に入母屋造りの突出部を付けた形式からなるが、西方の約3分の1は弘化3年の移動期に拡張したもので、西面はもとは寄棟造りであったと思われる。
 間取りの平面構成は棟通りで前後に仕切った六間取り型で、南面に広庇と縁を設け、北面と西面に廊下がついていいる。
 建築年代はさだかではないが建築手法等から18世紀末から19世紀ごろと思われる。

【表門】
 表門は、萩に現存するものとしては最も雄大な規模を有する長屋門で、桁行 22.2m、梁間 4.9m、入母屋造り本瓦葺きである。片潜門の南側は門番所・中間部屋・厩を置き、向かって左には表向きに出格子があり、内側にも窓があって門の内を見通すことができるようになっている。表側は白壁、腰下はなまこ壁となっている。
 門の建築年代は口羽家の系譜によると延宝3年(1675)に江戸藩邸の門を拝領して萩に移築したものと伝えられるが、手法からみて18世紀後半のものと思われる。

 この住宅は、萩城下に残る上級武士の屋敷としても古く、主屋と表門がセットで残り、かつ全国的にも比較的数の少ない武家屋敷の一遺例として価値がある。

地図 google map






日付:  2006/5/15
カテゴリ: 国指定
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